2023年9月に講演をしていただいた植松努さんは、本業の傍ら「宇宙開発」に携わっています。「頭がよくないから無理」「お金がないから無理」、そんな“特別”と思われがちな宇宙開発を、「どうせ無理」ではなく「だったらこうしてみたら?」と考え、行動を続けた結果、ロケットを丸ごと作り、打ち上げることができるようになったのです。
「〝どうせ無理〟という言葉は、人の可能性を奪います。興味を失い、やる前に諦め、考えることさえしなくなってしまいます。一方で、〝だったらこうしてみたら?〟という言葉は、人の可能性を広げます。」その言葉を聞いたとき、私はハッとさせられました。
「無理」「やめた方がいい」——息子に対して何度この言葉を使ってきたことでしょう。「失敗させたくない」「失敗したらかわいそう」子供のためだと思っていたその言動が、実は子供たちの経験の場や可能性、成長の機会を奪い、子供たち自身がやる前から「どうせできない」と諦めてしまうようになっていたのではないか、そう気づかされた思いがしました。
親や周りの大人の想いで、やる前から先回りしてストップをかけたり、「できない」と決めつけてしまうのではなく、やりたいことには「やってみれば」と伝え、失敗したら「だったら、こうしてみたら?」と励ます。
ちょっとの工夫で「できない」が「できる」に変わるかもしれない。
『自分だけ失敗したらどうしよう』『飛ばなかったらどうしよう』…発射ボタンを押す時は、子供だけでなく大人でも緊張します。でも、ロケットが飛んだ瞬間、皆すごく良い顔になります。「『自分のはダメかも』が『自分にもできた!』に変わる瞬間です。
そんな体験は自信につながり、「失敗してもそこで諦めるのではなく、次はこうしてみよう!」という前向きなエネルギーにもなると思います。
子供も大人もみんなで一緒に夢を飛ばしませんか。
α-7(アルファ セブン)
本物のロケットと同じ原理で飛ぶ、安全性に配慮された
モデルロケットのキットを使用します。ロケットは持ち帰れます
全長 38㎝
制作目安:45分~60分
材質:プラスチック、紙
機体は白で、シールやマスキングテープ、カラーペンなどで
オリジナルのデザインにしてください。